個人的に相性の良い(と勝手に思ってる)三木孝浩監督の最新作「坂道のアポロン」。音楽が題材ということで、今回も期待を胸に観にいってきましたよ!
キャスト・監督
メインは知念侑李、中川大志、小松菜奈の3人。
知念侑李は、最近だと「超高速!参勤交代」に出演してましたね。ジャニーズだということは知ってますが、全く詳しくないのでそこは割愛。
中川大志は「四月は君の嘘」、「ReLIFE リライフ」とかに出演していて、容姿が似てる福士蒼汰とよく比較されがちな方(笑)個人的には中川大志の方の演技のほうが好き。かっこよすぎないチャラダサい演技ができる人。
小松菜奈は「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」で、三木孝浩監督に、その魅力を存分に引き出してもらっていましたが、今回も大いに愛されてます(笑)非常にメイク映えする人。
脇を固めるのは、ディーンフジオカ、真野恵里菜(いつまで経ってもSPECのサトリのイメージが強い、もしくは最近だと逃げ恥。)、中村梅雀。
そして、監督は三木孝浩。「ソラニン」、「青空エール」、「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」などなどの青春映画の名手。三木孝浩監督の撮る映画とはホントに相性が良い。
感想
とにもかくにも、ジャズセッションが最高!!
デタラメでもいいから飛び込んでこい!っていうあの高揚感が、画面越しでもガンガン伝わってきて、中川大志と知念侑李という水と油のような二人が友情を育みながら、ジャズにのめり込んでいくあの姿のまぶしさといったら・・・なんでしょうね高校生特有のエネルギーにあふれたあの感じ。正直、羨ましい。
本編全体が10とすると、音楽5:友情3:恋2ぐらいの割合だった印象。とにかく音楽シーンの気合いの入り方(一体何台カメラ使ってるのかというぐらいアングルが多い)が違うので、それと比較すると、恋愛要素は割と薄めだったんじゃないでしょうか。
実際、小松菜奈の恋敵として、真野恵里菜が出てくるわけなんですが、三木孝浩監督が、小松菜奈の魅力を全開に引き出してしまってるもんだから(この角度から撮ったら魅力的に映るとか絶対分かってる)、少々分が悪い感じ。あれだけ魅力的な幼なじみがいて、他に目移りする理由がない。
凡庸にも映るストーリー構成ではありますが、音楽シーンがそれを吹き飛ばして、ラストの余韻も素晴らしい良作です。